仮歌収録というもの。

あまり馴染みがない"仮歌"という業種。

アーティストが次回シングルやアルバムを発売するにあたり、曲を募集するのをコンペと言います。

そのコンペに作曲家さんが曲を提出し、
その提出する曲に"仮"の歌を入れるのが仮歌といいます。作曲や作詞と違い、名前も声も全く世に出ない裏方ですが、私自身10年くらいやって来て、
例えば同じアーティストのコンペに提出する作曲家さん3人から同時に楽曲が送られて来たりするんですが、同じコンペでもお3方全く色が違かったり、
「ここはこうしたいんだろうな」とか、
「あ、こうゆうニュアンスの声質が欲しいのか」とか、考えて収録していくのがとても楽しいんです。
音程・リズムは当たり前ですが、
ビブラートの幅・語尾の切り方・母音の形・滑舌・歌い回しを研究した上で収録しています。

最近1000円とか、
かなり低価格で仮歌収録をする方がいるせいか、
その値段でご依頼をして下さる方がいます。
申し訳ないですがキッパリ断ります。

「この金額の仕事だけでいいんで」
とか言われますが、
1000円の仕事ってなんですか?
録るだけじゃないんです。
その曲を聴いて、作曲家さんの意図を考えて、研究して、収録するんです。
もし全く依頼がなくなっても、
それが"楽しい"と思えない仕事はしません。
これはこれまでもこれからも変わらない。

さぁ、収録始めますか。

shi0ri Vocal BANK

○楽曲コンペ等提出用仮歌収録 ○コーラス収録 ○Youtube等動画投稿サイトへの投稿用本歌収録 ○ボイストレーニング/出張・オンライン可

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